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Explore the mystery of space

生きる魂をテーマとしたダンスと肉体表現。
“体の線”“光と影”を基調とした神秘的空間は、極めて瞑想的である。

 

Story

暗闇の中に聞こえるかすかな息。
何かがうごめく気配を感じる。
生命の息吹が吹き込まれ、炎となって姿を表す。

−生命の誕生−
2つの魂はやがて地上に降り、もつれあい、からみ合い、やがて出合う。
“赤い緒”は天と地、人と人をも結ぶ。
全ては胡蝶の夢なのか。

魂は“赤い緒”とともに天にのぼり再び息吹を吹き込む。
生命の儚さ、それゆえ尊い。輪廻転生。

 

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"ダンス アンド フィジカルシアター"

"ダンス アンド フィジカルシアター"
レビュー 2006年8月5日 “ザ スコッツマン”

ケリー・アプター

微かな照明に浮び上がる天井から吊るされた3つの大きな白い袋。
その中で生を受け、自由を求めるために誕生を待つ胎児の姿を体を屈折させながらの賞賛の演技でダンサーたちが印象的に表現していく。
やっとの思いで袋から出て来た二人の人生は楽という言葉からはほど遠い世界だった。
その人生の苦悩は彼らの顔に刻まれ、信じがたいほどにしなやかな体に緊張感が走り抜けていく。

男女の織りなす流動的なモダンダンスにヨガのポーズを取り入れた一瞬の隙もないシンクロシティー(共時性)。
触感的なデュエットとソロを交互に取り入れ、ひとつひとつのポーズの中に生の強さとはかなさを連結させていく。ショーの前半のゆっくりとした進展から、空はそのペースを次第に早めていく。

日本から参加したアートダンス・シアター・ファンクションの芝原公孝、横山まみの魅力あるその際立った演技が吐息のようなボーカルからバーバーの“コーラル3 アダージオ2”までの曲の中で観客を一気に引き込んでいった。

 

"ダンス レビュー"

"ダンス レビュー"
2006年 8月5日 “スリーウィークス”
空:アートダンス・シアター・ファンクション(日本)

フィジカルシアター、この言葉はとかく最も芸術を愛する人たちですら、このジャンルから遠ざけてしまうパワーをも持っている。しかし空は日本的な照明、布地、動きを巧みにブレンドすることによって、この定説を取り除いた。

ヨガ、バレー、マイムの要素を巧みに取り入れた演出は、中心となるパフォーマーたちの持つ高度な技術無くしては表現しえない。男女の誕生から人生の終末までを各場面で表現している。

スピード感とストーリーのはっきりしているショーを好む人向きではないかもしれないが、空は
今までフィジカルシアターというジャンルから遠ざかっていた人々を目覚めさせた、ユニークで新鮮な驚きを与えてくれるショーである。

レート:3/5(推薦できるショー)

 

"THE STAGE EDINBURGH"

"THE STAGE EDINBURGH"Ku-Living Soul
C Central, Adam House
Review by Brian G Cooper
Published Wed 9 August 2006

大きな深呼吸のようなサウンドトラックの中で、漆黒のステージがゆっくりと天井から吊られている巨大な白い布地をぼんやりと映し出していく。 その中で人が大きな子宮にでもいるかのように不動から動の動きへと、手、腕、足を巧みに使い感情表現していく。
大きな袋はやがて巨大なハンモックとなり、その中でゆっくりと揺れる体を赤と白の灯りを巧みに使い、体の隅々を探求しているかのように自らを映し出していく。光と陰が鮮やかなコントラストとして神秘感を引き出していく。 あたかも誕生したばかりのような裸体にちかい人間が地上に降り、身体の隅々を使い、感情を堅実に表現しながら美しい表現力あふれる動きとぴんと張りつめた雰囲気を作り出し、その中であくまでも優雅で上品なダンスを繰り広げていく。

横浜から参加した非常に革新的なダンスカンパニー、アートダンス シアター ファンクションのキミタカ シバハラ、マミ ヨコヤマ、助演 ヨリアキ ナガオは、東洋的な舞踏の中に元来の西洋的な動きのテクニックを上手く展開させることにより東洋信仰のテーマである輪廻転生を巧みに表現させた。オリジナル性に焦点を堅実に合わせた非常に印象的なステージである。

 

"サンクトペテルブルク 『コンスール』誌 2005年12月号"

"CONSUL / Dec. 2005 Review St. Petersburg"もしも月に手があったなら…

ナデージダ・ホルホールディナ

漆黒の闇に包まれたホールの中で、誰かのたてる音が響く。まるで、炎に息を吹きかけているかのようだ。
この、姿の見えない、誰かは、とても大きく感じられる。恐らく巨人なのだろう。彼の吐き出す吐息は、長い長い間ざわめきの音をたてていたのだから。
巨人は幾度も幾度も息を吸い込んでは、吐き出す。やがて舞台の中央に小さな炎が燃え始める。となりにも、もう一つ。

そして、吊るされた巨大な繭が二つ、姿を現す。繭の中では、胎児のごとく人の姿がゆっくり動いている。巨人はまた幾度も幾度も息を吹きかける。
ついに一つの姿は繭を破り、外界に出てきた。続いて、もう一つの姿も。この二つの姿は、男と女であった。創造主は彼らの中に生気を吹き込んだ。

人生には山あり谷ありだ。楽しい事も悲しいこともある。でも、苦悩と悲哀の方が多いことだろう。男と女は共にそれを乗り越えている。時には別々に一人で乗り越えている・・・

これは、東京からやってきた現代舞踊団ART-DANCE THEATER FUNCTIONの一幕バレエの筋立てである。今年の10月末に行われたフェスティバル「サンクトペテルブルクにおける日本の秋」においてこの作品を演じたのは、横山まみ氏と芝原公孝氏の二人。

作品自体は短く、約1時間余りに過ぎなかったが、会場は感動の沈黙に満たされた。息をひそめた観客たちは、踊り手の一瞬のジェスチャーでも見逃すまいと、じっと舞台を見つめてる。複雑なダンスの振り付けは、魅力的なまでの雄弁さで観客に語りかけ、一言でも聞き逃すと全ての意味を失う、表現力豊かな物語のようだ。

踊り手たちは最低限の服だけを身にまとい、はだしで踊る。信じ難いほどの精神的悲劇を物語る女のモノローグの場面で唯一チェロによる伴奏が使用された以外、音響構成は作品のアクセントを表現するためだけに用いられる。女のダンスの美しさがリズミカルな身のこなしにあるとするなら、男性によるソロは、真の意味において手の動きによる踊りといえよう。

彼らの舞踊言語は、鮮明かつ豊かな表情を備え、優雅に洗練されている。終演後、真に高いレベルの現代バレエを堪能した観客たちは、舞踏家たちに万雷の拍手を捧げた。
(ロシア・サンクトペテルブルク『コンスール』誌、2005年12月号)

 

"思考人性的閃光点"

"思考人性的閃光点"